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2005.10/07 [Fri]
おばあちゃん、やめてよぉ〜
先日の娘の誕生日に車で小一時間のレストラン、「K」に行った。
娘は家族が揃う祝日生まれなので、ここ数年、家でお祝いをしてきた。それが当たり前になっていたのだが、先月行ったレストランで、偶然、隣のテーブルで娘より少し小さい女の子の誕生日セレモニーがあった。お店の隅っこではあったが、ウェイトレスのお姉さんが数人、テーブルを囲んで歌を歌い始めると当然店内の客が振り向く。自然な流れで、お客さんたちも一緒に拍手する。娘も隣のテーブルを覗いて、珍しそうに見ていた。そして、帰りのレジで「誕生日申し込み…」というカードを見つけ、もらって帰った。「来月は私の誕生日だよね。」と念を押されたような気がした。
それから旦那と相談し、ああいう「お祝い」を小学生の間に一度くらいしてもいいだろう、ということになった。若い頃よく行った「K」でまだ、誕生日のセレモニーをやっているのを確認し、遠出することになった。
その日は、運動会でもあり、例の、私の母も一緒だ。
店に着いて、テーブルに案内されるとき、店内のアナウンスで、「敬老の日…」とかなんとか言っていたのが聞こえた。
テーブルに着くと、係りのお兄さんが娘の名前を書く用紙を持ってきた。書こうとしたら、母(おばあちゃん)が、
「あのっ!私、敬老なんですけど!」とお兄さんに向かって訴えた。
自分で言うな!今日は、この子の誕生日がメインなんだから!もう!
お兄さんは、娘とおばあちゃん、2枚の用紙を持って、奥へ消えた。
「敬老だったら、どうなるの?何にも説明してくれなかったねぇ。」母。
「どうなるかわからないで言ったの?知らないよ!」私。
しばらくして、誕生日のセレモニーが始まった。生の演奏で歌が歌われ、お店の人が皆で歌と手拍子。その間を何人かのぬいぐるみがまわり、誕生日の主役たちと抱き合ったり、写真を撮ったり。最後に各テーブルに(予約していた人には)ケーキやキャンドルが配られ、一斉にろうそくの火を吹き消して、大きな拍手でセレモニーは終了。
初めての経験に、ちょっと最初は照れくさそうだった娘もぬいぐるみがやってくる頃にはすっかりなじんで、楽しそうにしていた。ここまで来て良かったね。なんて、私たちも満足。
BUT、そのあとのことを忘れていた…予想を超えていた。
「引き続きまして…」と言うアナウンスのあと、ぞろぞろと店内に点在していたぬいぐるみが私たちのテーブルに集まってきた。店員さんも、皆…ぐるっと囲まれ、歌が始まり、母の名前が高々に読み上げられ、キャンドルがやってくる。母は、嬉しいのか戸惑っているのか、よくわからない顔をしていた。母の隣に座っていた、私の妹が顔を上げられないで、ずっとうつむいていた。肩が震えている。
促されて、キャンドルの火を母が吹き消すと、サルのぬいぐるみが抱きついてきた。
「ひゃっ!お猿さん!私も申年!偶然やねぇ!」
ぬいぐるみのお猿さんもいや〜偶然だね〜とばかりに両手で握手。
終始、娘はあんぐり。「今日の主役は私なのに…」とでも言いたげな顔。
私は、恥ずかしい、と思いながらも笑いが止まらない。そういえば、母が、敬老の名のりを上げたとき、妹は席をはずしていたから、本当にびっくりしたみたい。私たち夫婦にはやっぱり!の展開だったけど、こんなに大勢のキャストに囲まれるのは予想外。旦那が言った。「敬老の日、何もやってないから?なにか、してほしかったんだろうか?」
「違うよ。なにかしらのサービスがあるなら、もらわなきゃ損だと思ったんじゃない?予想していなかったサービスだったみたいだけど。」
でも考えてみれば、母の世代は誕生日を祝うと言う経験がないだろう。子供である私たちが大人になって、ケーキを買って祝ったことはあっても、ろうそくはたてなかった。まして、こんなに派手に祝ってもらったことなどないはずだ。(あくまでも敬老だけど)
そういえば、もうすぐ母の誕生日。猿のぬいぐるみはないけれど、猿のケーキでも買ってお祝いする?
娘は家族が揃う祝日生まれなので、ここ数年、家でお祝いをしてきた。それが当たり前になっていたのだが、先月行ったレストランで、偶然、隣のテーブルで娘より少し小さい女の子の誕生日セレモニーがあった。お店の隅っこではあったが、ウェイトレスのお姉さんが数人、テーブルを囲んで歌を歌い始めると当然店内の客が振り向く。自然な流れで、お客さんたちも一緒に拍手する。娘も隣のテーブルを覗いて、珍しそうに見ていた。そして、帰りのレジで「誕生日申し込み…」というカードを見つけ、もらって帰った。「来月は私の誕生日だよね。」と念を押されたような気がした。
それから旦那と相談し、ああいう「お祝い」を小学生の間に一度くらいしてもいいだろう、ということになった。若い頃よく行った「K」でまだ、誕生日のセレモニーをやっているのを確認し、遠出することになった。
その日は、運動会でもあり、例の、私の母も一緒だ。
店に着いて、テーブルに案内されるとき、店内のアナウンスで、「敬老の日…」とかなんとか言っていたのが聞こえた。
テーブルに着くと、係りのお兄さんが娘の名前を書く用紙を持ってきた。書こうとしたら、母(おばあちゃん)が、
「あのっ!私、敬老なんですけど!」とお兄さんに向かって訴えた。
自分で言うな!今日は、この子の誕生日がメインなんだから!もう!
お兄さんは、娘とおばあちゃん、2枚の用紙を持って、奥へ消えた。
「敬老だったら、どうなるの?何にも説明してくれなかったねぇ。」母。
「どうなるかわからないで言ったの?知らないよ!」私。
しばらくして、誕生日のセレモニーが始まった。生の演奏で歌が歌われ、お店の人が皆で歌と手拍子。その間を何人かのぬいぐるみがまわり、誕生日の主役たちと抱き合ったり、写真を撮ったり。最後に各テーブルに(予約していた人には)ケーキやキャンドルが配られ、一斉にろうそくの火を吹き消して、大きな拍手でセレモニーは終了。
初めての経験に、ちょっと最初は照れくさそうだった娘もぬいぐるみがやってくる頃にはすっかりなじんで、楽しそうにしていた。ここまで来て良かったね。なんて、私たちも満足。
BUT、そのあとのことを忘れていた…予想を超えていた。
「引き続きまして…」と言うアナウンスのあと、ぞろぞろと店内に点在していたぬいぐるみが私たちのテーブルに集まってきた。店員さんも、皆…ぐるっと囲まれ、歌が始まり、母の名前が高々に読み上げられ、キャンドルがやってくる。母は、嬉しいのか戸惑っているのか、よくわからない顔をしていた。母の隣に座っていた、私の妹が顔を上げられないで、ずっとうつむいていた。肩が震えている。
促されて、キャンドルの火を母が吹き消すと、サルのぬいぐるみが抱きついてきた。
「ひゃっ!お猿さん!私も申年!偶然やねぇ!」
ぬいぐるみのお猿さんもいや〜偶然だね〜とばかりに両手で握手。
終始、娘はあんぐり。「今日の主役は私なのに…」とでも言いたげな顔。
私は、恥ずかしい、と思いながらも笑いが止まらない。そういえば、母が、敬老の名のりを上げたとき、妹は席をはずしていたから、本当にびっくりしたみたい。私たち夫婦にはやっぱり!の展開だったけど、こんなに大勢のキャストに囲まれるのは予想外。旦那が言った。「敬老の日、何もやってないから?なにか、してほしかったんだろうか?」
「違うよ。なにかしらのサービスがあるなら、もらわなきゃ損だと思ったんじゃない?予想していなかったサービスだったみたいだけど。」
でも考えてみれば、母の世代は誕生日を祝うと言う経験がないだろう。子供である私たちが大人になって、ケーキを買って祝ったことはあっても、ろうそくはたてなかった。まして、こんなに派手に祝ってもらったことなどないはずだ。(あくまでも敬老だけど)
そういえば、もうすぐ母の誕生日。猿のぬいぐるみはないけれど、猿のケーキでも買ってお祝いする?
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